オープンソースのソフトウェアを活用し、業務をこなすエンジニアが増えてきています。無料で使えることに加え、自由にコードを書き替えて最適化できるので、自分にとって使いやすく、そして現場の状況に合わせて無駄がないソフトウェアに仕上げられるのが魅力です。
しかし、オープンソースのソフトウェアを使用せずとも、パッケージ型のソフトウェアを購入したり、クラウドサービスを利用したりすることもできます。そのため、エンジニアが将来性を考えたとき、オープンソースのソフトウェアを使いこなせるスキルが、本当に役立つのかと悩む人も少なくありません。
オープンソースが用意されている、数ある中の1つのソフトウェアを使いこなせることは、今から数年後程度まで有用なスキルと考えるのが妥当でしょう。もともと使える範囲が広いサーバー監視ソフトなどの場合は、長期的に使える可能性もあります。
ですが、新しいソフトウェアの登場により、淘汰されるリスクもあるので注意が必要です。1つに特化したスキルしか持っていないのは、将来性という観点ではあまり魅力がありません。
汎用性のあるスキルを習得できれば話は別で、既存のソースコードを解読して書き換えていくスキルは、かなり高度なものです。対応できるプログラミング言語やプラットフォームも多ければ、柔軟に様々な業務に対応できます。このような汎用性重視のスキル習得をすれば、将来性の高いエンジニアになれるでしょう。